天ノ森
鳥見山中霊畤旧跡・墨坂神社旧社地
所在地:奈良県宇陀市榛原萩原
天ノ森は、現在の墨坂神社より北西約1kmの丘の上、鳥見山山麓の西峠地区内に位置します。
神武天皇が即位後に神々を祭祀されたという鳥見山中の霊畤(まつりのにわ)の旧蹟と伝わり、
その後に創建された墨坂神社の旧社地でもあります。祭神の墨坂大神は三輪山の大物主命と
同神とも、皇祖の神々を含めた総称ともいわれております。室町時代に墨坂神社が天ノ森から
現在地に遷座されてからは、天ノ森に小祠を建てて『上の宮』と称したということですが、天保10
年(江戸時代後期)以降は長らく祭祀も途絶えていました。しかし、平成23年10月、地元有志
によって再び天ノ森に小祠が築かれ、墨坂大神様をお祀りさせていただく運びとなりました。
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大正時代発行の『奈良県宇陀郡史料』より転載。
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